七五三
七五三のお祝いをいただきました。お返しはどうする?
関係によってはこころばかりの品を
七五三は、3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子の健やかな成長を産土神(うぶすながみ)に報告し、今後のさらなる成長を見守っていただく願いの儀式。実家や親戚から晴れ着やお祝いの品に贈られることもよくありますが、身内のお祝いなので、お返しの必要はないといわれています。
ただし、親しい方や遠方の方からのお祝いには、かつお節や風呂敷などのこころばかりの品に、礼状や記念の写真を添えて贈ってもよいでしょう。近所の方などには、お披露目(ひろめ)として、千歳飴(ちとせあめ)や赤飯、紅白の饅頭(まんじゅう)や祝菓子などを差しあげるとよいでしょう。
千歳飴と七五三
千歳飴の起源には諸説ありますが、一説には、江戸時代・2代将軍秀忠のころの1615年、水飴を発明した大阪商人が江戸に出て、浅草寺の境内で売り出したのが始まりともいわれます。もともと七五三とは関係がありませんでしたが、紅白の長い棒飴で「長く伸びる」とう縁起にあやかり、七五三の日に親戚や近所に配られるようになりました。
現在の千歳飴は寿や鶴亀が描かれた化粧袋に入っていて、節分の豆と同様、年齢にちなんで年の数だけ袋に入れるとよいとされています。
七五三の内祝い
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〈 のし紙 〉
- ●紅白もろわな結びののし紙
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〈 表書きの種類 〉
- ●内祝
- ●七五三内祝
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〈 名入れ 〉
- ●子どもの名前
※名前の左脇に子どもの年齢を小さく入れることもあります。
- ●子どもの名前
お祝い・お返しを贈る
- ※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
- ※相場の金額は、三越伊勢丹の店頭にて、数多くのご相談を受けてアドバイスしてきた金額です。ただしあくまでも目安です。
お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。判断に迷ったときは、少し多めの金額にするとよいでしょう。
逆に、年齢などにより金額が少なくなる場合もあります。 - ※かけ紙の表書きは代表的なものを記載しています。